コラム”散歩道”

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混構造を用いた雪国の学校の構造デザイン(JSCA東北構造デザイン発表会2017で発表) 2017年6月19日

斎藤 英二 デザインコンセプト‐雪深い冬でも活動的に楽しく過ごせる学校‐ 写真-1 建物北側全景 建物の建つ山形県中山町は山形盆地の西に位置する人口約1万2千人の町です。冬期間には積雪が100cmにもなる冬が厳しい地域です。私たちは雪国でも...

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  • ブリューゲル(?)《イカロスの墜落》

    随想ブリューゲル(8) ルーヴル美術館のブリューゲル(2) 2015年12月7日

    幸福 輝 (国立西洋美術館) かつて、パリは「芸術の都」だった。百年前、ある詩人は「ふらんすに行きたしと思えども、ふらんすはあまりにも遠し」と嘆いたが、これは極東の文学者までも芸術の中心だったパリへ強く憧れていたことを伝えている。ところで、...

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  • 7-2

    随想ブリューゲル(7) ルーヴル美術館のブリューゲル(1) 2015年10月7日

    幸福 輝 (国立西洋美術館)   今年の春から秋にかけて、東京と京都でルーヴル美術館の所蔵品展がおこなわれた。ご覧になった方も多いのではないかと思う。数年前、「17世紀」をテーマにした同館の所蔵品展が西洋美術館で開催された時の担当...

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  • 6-3

    随想ブリューゲル(6) ブリューゲルのカンヴァス画 2015年8月7日

    幸福 輝 (国立西洋美術館) 建築と絵画は大きく異なるが、似ているところがないわけではない。あるコンセプトに基づき、それを具体的な形におこす。次に、さまざまな素材を用いて最終形としてのモノをつくりあげるという点で両者は共通する。意図と用途に...

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  • 5-1

    随想ブリューゲル(5) ブリューゲルの版画 2015年6月8日

    幸福 輝 (国立西洋美術館)  恩師のM先生が危篤であるとの知らせを受けたのは、仕事でミュンヘンにいる時のことだった。先生はドイツ・ルネサンスの画家デューラーの専門家として知られ、若き日、ミュンヘンに学んだ。その同じミュンヘンで先生の危篤の...

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  • 鳥罠のある冬景色

    随想ブリューゲル(4) ブリューゲルのこどもたち 2015年3月27日

    幸福 輝 (国立西洋美術館)  「美術館に勤務しています」と答えると、「素敵なお仕事ですね」と返されることがよくあった。こう言われて悪い気はしないが、無論、お世辞というか社交辞令である。言った人も言われたほうも、何が素敵なのかはわからない。...

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  • 小麦の収穫

    随想ブリューゲル(3) ブリューゲルのイタリア体験 2015年1月28日

    幸福 輝(国立西洋美術館) 今日のヨーロッパで、イタリアはどうも分が悪い。ファッション、グルメ、サッカーなど少なからぬ分野で世界をリードするイタリアではあるが、経済の低迷が伝えられて久しい。都市国家の伝統が強かったこの国は近代国家としての統...

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  • 鍛冶場のある風景

    随想ブリューゲル(2) プラハのブリューゲル 2014年11月27日

    幸福 輝(国立西洋美術館)  1990年、国立西洋美術館で「ブリューゲルとネーデルラント風景画」という展覧会が開かれた。ブリューゲルの《干草の収穫》を中心に、プラハ国立美術館所蔵の風景画58点から構成された小規模な展覧会だったが、日本でブリ...

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  • ピーテル・ブリューゲル《雪の狩人》

    随想ブリューゲル(1) 「農民画家」と「風景画家」 2014年9月30日

    幸福 輝(国立西洋美術館)  ピーテル・ブリューゲルは16世紀フランドルの画家である。現在のベルギーに相当するフランドル地方は、15世紀のヤン・ファン・エイクから17世紀のルーベンスまで数多くの優れた画家を輩出し、ルネサンスからバロックの時...

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    円形屋根を持つ保育園の構造計画(JSCA東北構造デザイン発表会2014で発表) 2014年7月19日

    斎藤英二 施設概要、改築の経緯 本保育園は既存保育園の土地の借地契約期間の満了に伴って改築移転される「小百合第二保育園」です。 小百合第二保育園の建設地である天童市は山形県東部にある人口6万5千人弱の都市です。天童市は将棋こまと温泉の街とし...

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  • 隠す筋違と現す筋違

    ひとつながりの輪という構造 2013年8月28日

    斎藤英二 河北町初の認定こども園「かほくあいこども園」は3つの輪(ふれあいの輪・見守りの輪・地域の輪)というコンセプトを柱とし、木造園舎が提案されました。平面的にも立面的にも不整形な形状の建物ですが、3つの輪からなる「ひとつながりの輪」とい...

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  • 学びの門

    コンクリート+鉄+木材の構造体と内部空間 2013年3月20日

    斎藤英二 県内でも有数の豪雪地域として知られる最上郡戸沢村。その戸沢村で小中学校の統廃合にあたって、中学校の改築が行われました。新しい中学校には、生活・学習の場として豊かで快適な空間であることはもとより、2mにもなる冬季間の積雪荷重に耐え、...

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  • fujiwara-lisbon

    地方を担う若い設計者を育てる(平成25年1月号に日事連投稿) 2012年11月6日

    株式会社鈴木建築設計事務所 代表取締役  藤原 薫 私は今年巳年に60歳還暦を迎えます。全くの偶然ですが実父も義理の父も私と同じ巳年生まれで、二人とも同じ満67歳の時にがんで亡くなっています。3月で還暦を迎える私は、まずこれから67歳までの...

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  • jobs

    Stay Hungry. Stay Foolish. 2012年11月5日

    小林克彦 2011年10月5日、Appleのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。彼が2005年6月12日にスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチがあります。「Stay Hungry. Stay Foolish. 」(ハングリーであ...

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  • マウリッツハイス美術館展(2012年)広報用ポスター

    フェルメールはお好きですか。 2012年8月27日

    幸福 輝(国立西洋美術館)  フェルメールが大変な人気である。その宣伝ポスターで、この画家の《青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)》を「世界で最も有名な少女」と謳った「マウリッツハイス美術館展」が開かれている東京都美術館には、連日、大勢...

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  • ようこそアムステルダム国立美術館へ

    「創る人」と「創らせる人」 2012年8月27日

    幸福 輝(国立西洋美術館)  2009年の山形国際ドキュメンタリー映画祭に出品され、その後、一般公開もされた「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」という映画をご存じだろうか。アムステルダム国立美術館と多少の関わりがあったせいだろうか(実際...

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  • kalpana0

    My first Onsen 2012年7月17日

    Kalpana Karkee I came to Japan 6 months after my husband. Initially, I seemed to encounter a couple of culture shocks. B...

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  • 23-1b

    「世界の言葉」と「地方の言葉」 (2) 2012年4月9日

    幸福 輝(国立西洋美術館) 美術館におけるナショナリズムの典型的な例を、例えば、ルーヴル美術館の展示に見ることができる。ここでは絵画部門に限定して話をすることにしたいが、ルーヴル美術館の展示は、徹底した「画派主義」である。「画派主義」という...

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  • 23-2b

    「世界の言葉」と「地方の言葉」 (1) 2012年4月9日

    幸福 輝(国立西洋美術館) 「音楽は世界の言葉」という言い方がある。たとえ、言葉がわからなくても、文化的・歴史的背景を知らなくても、ひとつの音楽が伝えるメロディーや曲想が遠い異国の人々の心をつかむことがあるといった意味であろう。歌詞の正しい...

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    故郷を襲った東日本大震災 2012年3月20日

    藤原 薫 いきなり強い揺れが建物を襲ってきた。 所は山形県北部にある戸沢村中央公民館、時は2011年3月11日14時46分。ちょうど設計コンペ当選の連絡を受けたばかりの戸沢村中学校改築の件で、小野教育長に挨拶し担当課と最初の打ち合わせをして...

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    Japanese Store Mitsuke!!! 2012年3月19日

    Kalpana Karkee Seattle Washington We were new in Seattle, having just moved 2 month earlier from Virginia. We knew from ...

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  • 20-14

    トルコのローマ遺跡  その2 2012年3月18日

    庄司 和彦 ローマ遺跡の続きです。トルコのローマ遺跡は自然の地形と一体になっているので荒涼たる風景の一部になっています。これら古代都市群は主にエーゲ海近郊に広がっています。これを見ると地中海世界の東の果てまで君臨したローマ帝国の凄さを実感で...

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  • 19-10

    トルコのローマ遺跡  その1 2012年3月18日

    庄司 和彦 トルコ西南部には古代ローマ遺跡が多くあります。意外に思われるかもしれませんが、その壮大さは本家のイタリア等欧州のローマ遺跡を凌駕しています。そしてその遺跡の風景、佇まいは全く異なっているのです。ギリシャ人、ペルシャ人、ヘレニズム...

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  • 18-8

    カッパドキアの洞窟住居 2012年3月14日

    庄司 和彦 (庄司和彦設計室) 今回は「人間と岩の大地のかかわりについて」が主なテーマです。 トルコ・アナトリア高原に聳える霊峰エルジエス山の大噴火によってカッパドキアの奇岩台地が生まれました。世界遺産カッパドキアは自然遺産だけではなく文化...

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  • 17-8

    キャラヴァンサライ(隊商宿)の中庭 2012年3月11日

    庄司 和彦 (庄司和彦設計室) シルクロードは、中国西域から中央アジア、イラン高原を通ってアナトリア地方(トルコ地域のこと)を縦断、イスタンブールへ至るというのが一般的なイメージでしょう。 昨年の旅行ではこのトルコ・シルクロードをラクダでは...

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  • 16-8

    文明の慟哭―ブルーモスクとアヤソフィア 2012年3月10日

    庄司 和彦 (庄司和彦設計室) 今回は、昨秋旅行したイスタンブール歴史地区でのアヤソフィアとブルーモスクについての私の独断的比較印象論です。 イスタンブールはかつて難攻不落のローマ城壁によって守られたビザンチン帝国(東ローマ帝国)の首都コン...

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  • 15-6

    手づくりの木の箱―地域のコミュニティハウス 2012年3月9日

    庄司 和彦 (庄司和彦設計室) 今回は最近私がかかわった小さいけれど面白い仕事を紹介します。 これは東京世田谷にある地域の仲間たちのコミュニティハウスです。(規模は25坪ほど) テニスを中心としたコミュニティを存続させるために同好の士が手づ...

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    トルコの人々は素晴らしい 2012年3月7日

    庄司 和彦 (庄司和彦設計室) 昨年の秋12日間トルコを旅行してきました。 もともと私は地中海文明が好きで、トルコのエーゲ海側に点在する膨大なローマ遺跡を見たいというのが目的の一つでした。建築的にも色々発見がありましたが、この旅で一番認識を...

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    トルコからの便り 2012年1月28日

    正月に書斎のキャビネットを整理していたら、20年前に知り合ったトルコ人cahit kocaman(ジャヒット コジャマン)からの手紙と写真が出てきた。 Column9の「私と英語」で取り上げた彼であり、記事には当時の写真が載っている。 彼が...

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    高齢化社会に向けての建築 2008年3月24日

    副題:高齢者のための住宅 株式会社 鈴木建築設計事務所 代表取締役 藤原 薫 私は今年で55歳になります。高齢者という年代は私にとって決して遠いものではなく、自分の事として感じるようになりました。私自身、決して健康的な生活を送っているわけで...

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    耐震強度偽装事件 2006年4月14日

    藤原 薫 私が大学生の頃だった30年前はまだ大地震に対する構造設計法がない時代であり、恩師(和泉正哲東北大学名誉教授 免震・制震工法の草分け的存在)の影響もあって新しい構造設計法を作りたいというのが私の大きな夢となりました。大地震から人命と...

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    私と英語 2006年3月6日

    藤原 薫 中学校で初めて英語を習ってから、外国語への興味というものが始まった。日常の変化の少ない田舎に生まれた私は、英語という非日常的なものに魅せられた。英語に規則性があるからであろう、不思議とすっと頭に入った。しかし、発音には無頓着で、今...

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    ヨーロッパ建築旅行 2005年6月10日

    小野 伸幸 2005年 2月18日 日本出発  19日間の建築めぐりの始まりである。 この旅は、スペイン~イタリア~スイス~フランス~ベルギー~オランダと6カ国20都市を回るものであった。その間200近くもの建物と直に触れることができ、1つ...

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    構造設計実務者から見た免震技術の変遷 2005年5月10日

    株式会社フジタ設計センター構造設計部 牧瀬研二    2005年5月10日 免震構造は、1982年にBCJ(日本建築センター)で最初の審査が行われてから23年を経た今、小規模建築から超高層建築まで幅広く適用され、もはや特別な技術ではない。初...

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    設計者と法律家と品質 2005年2月18日

    森口 英樹 (指定確認検査機関)                ゼネコンで構造設計に携わって18年、共同住宅、事務所、店舗など様々な用途、また超高層建物、免震、制震などの設計を担当することもできた。研究活動の機会も与えられ、構造設計者として...

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    記憶の喪失感 2005年1月15日

     藤原 薫  5年ほど前に妻と一緒にハワイにあるカウアイ島を訪れた。カウアイ島へは新婚旅行以来で実に20年ぶりであった。カウアイ島は賑やかなオアフ島とは風情がちがって、自然に恵まれ、何もせずにゆったりと時を過ごすことのできる所である。それが...

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    耐震診断判定委員会の一年間の審査を振り返って 2004年5月12日

    山形県建築設計事務所季刊「たより」への寄稿 山形県建築士事務所協会 耐震委員会委員長  藤原 薫 [用語の説明] 耐震診断: 1976年以前に建てられた建物は適用設計基準が古いために、大地震に対する耐震性が低い可能性が高いと言われている。こ...

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    ノースリッジ地震と兵庫県南部地震 2003年3月12日

    藤原 薫 山形県建築設計事務所季刊「たより」への寄稿 加筆修正 兵庫県南部地震が起きたのは1995年1月17日である。朝方テレビに映った情景は、高速道路の橋脚が破壊され、道路が長い区間で転倒しているという悲惨で衝撃的なものであった。兵庫県南...

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    「建物の下はこんなにおもしろい」 2001年7月28日

    第6市民講座 「建物の下はこんなにおもしろい」 東北大学建築学科50周年記念イベント  2001年7月28日 講師 藤原 薫 以下は、仙台市民向けの講座内容の概要を抜粋したものです。部分的に加筆修正しています。 1.私の職業は構造設計者 私...

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    旅と出会い 2001年3月12日

    山形県建築設計事務所季刊「たより」への寄稿  藤原 薫 私は旅行が好きです。特に全てを忘れさせ気持ちを楽にできる海外への旅行は好きです。色々な肌、色々な髪、色々な言語を持つ人々の中にいると、日本人だけの均一空間にいるのとは違う精神的な開放感...

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    博士号を授与して フジタ設計部在籍時の社内講演 1993年9月12日

    藤原 薫 1.昔、私が心に抱いたこと  私は、入社以来構造設計に従事し今年で丸20年を迎えようとしている。入社は昭和50年である。昭和48年のオイルショックの煽りを受けて後の新規社員採用は激減し、長い間私は職場において最年少であった。それま...

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